令和2年度松山市中学校情報教育授業研究会および第2回総会報告

2020年10月29日 19時17分

 お世話になります。10月28日(水)に松山市立道後中学校にて、令和2年度松山市中学校情報教育授業研究委員会が行われましたので、ご報告させていただきます。

  今回の焦点授業は1年生の数学科の授業で行われました。この授業はGeoGebra(ジオジェブラ)と呼ばれるソフトを活用してグラフを作成することで、動物の寿命と数量の関係について探求するものでした。生徒たちはペアで作業を行い、教師が用意した「動物図鑑」を参考にしながら、グラフを作成していました。そして、生徒たちは実際にグラフを作成して規則性を見つけたり、見つけた規則性を活用して練習問題に取り組んだりして、生き生きとした様子で活動していました。

   

   

 

 その後、体育館に移動して全体会が行われました。研究協議の質疑応答では、「GeoGebra」に関する質問や、教師が用意した動物図鑑に関する質問も上がり、授業におけるICT機器の幅広い活用に向けて充実した研修となりました。続いて白石盛夫指導主事様、平岡宗悦指導主事様より指導助言をいただきました。白石指導主事様からは、午前中の授業参観の様子を取り上げ、ICTの効果的な活用の仕方やこれから身に付けさせたい情報活用能力についてお話しされました。平岡指導主事様からはICT機器の先進技術と従来の板書を組み合わせた授業の在り方や、GIGAスクール構想に向けた準備の重要性についてお話しいただきました。 

 

    

 

 全体会終了後は、松山市中学校情報教育研究委員会の第2回総会が行われ、各局からの報告やeライブラリのバージョンアップ、松山市教育委員会のサーバ強化などの連絡事項がありました。清川宜博 顧問校長からは、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で各局の活動も滞っているなか、GIGAスクール構想の実施に向けた準備も行わなければならない現状であり、これは急を要する重要な課題であるとお話しされていました。また、ハード面の整備に合わせて、使用する児童生徒や教職員の情報モラルや危機管理能力を高めることが重要であるともお話しされました。

 先行きが見えない中ではありますが、GIGAスクール構想に向けてご協力のほどよろしくお願いします。

 

 

松山市中学校情報教育研究委員会  広報局長 

河合康成